蘭と葵 3巻感想☆ ネタバレにご注意ください。

2018年1月2日

蘭と葵3巻の感想です

蘭と葵　3巻　上田倫子先生　著

ネタバレありの感想ですので、ご注意ください！

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ネタバレ大丈夫ですか？

林蔵への気持ちを消したくて、家光のものになってしまおうとする蘭。

しかし、あのかんざしが目に入った家光は、「私は蘭の想い人の代わりにはなれぬ…」と、

蘭を残して出て行ってしまいました。

政務に集中し、様子が変わった家光。蘭は、自分には似合わないからと、かんざしを外します。

家光を狙う刺客の事を調べるため、許可を得て城下町へと向かい、林蔵を見張る蘭。

しかし、林蔵への未練を再認識してしまうだけなのです。

家光の護衛中、蘭は林蔵に連れ去れてしまいました。

以前わざと嫌われるような真似をしたことを、蘭に謝る林蔵。

その上で林蔵は、徳川の家来は止めろ、と強く訴えます。

自分も命が狙われている。それを知っても蘭は、家光の家来をやめようとは思いません。

「家光様は私を必要としてくれている　家光様をお護りすることが私の仕事よ！！」

すると林蔵は、「オレの敵になるんだな」と言い残していきました。

家光の護衛中に誘拐されてしまうという失態の影響で、蘭は忠長の護衛をすることになりました。

蘭に惹かれていた忠長は、理不尽な振る舞いで蘭を困らせます。

忠長が蘭に執心することを江は気に入らず、怒りの末寝込むほどに……。

蘭は、忠長の傲慢な態度に抗う気力も湧かなくなってしまいました。

そんな蘭を助けてくれる家光。蘭は家光の家来へと戻ります。

『林蔵のことは大好きだったけど　私は家光様をお護りしたい　このお方と生きていきたい………』

その頃、林蔵は蘭を守るため、蘭を殺せと命令する江の手先を始末していたのです―――

祝言が早まりショックを受けた孝子姫は、城を抜け出し都に帰ろうとするも、

探しに来てくれた家光と蘭と共に城へ帰り、徳川の正室の役目を果たす覚悟ができました。

しかし、蘭に惹かれる想いを抱えた孝子姫は家光に、側室を持つことは構わないけれど、

蘭だけはやめてほしい、と頭を下げてお願いします。

側室にしたい相手は蘭しかいない家光。側室を持つことも叶わなくなってしまいました。

町医者に扮した林蔵の薬で体が良くなった江は、秀忠に側室がいることを知り激怒します。

江一筋だと思われていた秀忠には、隠し子がいたのです。

そのことを知った家光は、まだ見ぬきょうだいに会いたくなり―――

少しずつ、蘭は家光に対し、女性としても心を開いてきたような気がしました！！

忠長から蘭を守り、優しい言葉をかけてくれる家光はとてもカッコよかったです

蘭がモテモテの状況になっていますが、絵師の探幽はすごく変な人だったことに笑ってしまいます。

あと江が怒り狂うシーンも、迫力が凄くてクスッとしちゃいました。

戦いもあるけどシリアスになり過ぎず、キュンとする場面も楽しめて、とても面白い作品です！

次の4巻が待ち遠しく感じます！！