トリマニア 4巻感想☆

2018年4月10日

トリマニア4巻の感想です

トリマニア　4巻　久世岳先生　著

多少のネタバレが含まれますのでご注意ください。

　別窓で記事がでます

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「トリマニア」第4巻、Renta！さんでお借りしました

一升瓶を抱えネガティブ発言のマローネさんがカバー！！ワンピースと笑顔だけが素敵です！！

うっとうしさ全開…なマローネさんから本編が始まるところも、

ある意味マローネさんらしい…でしょうか？

セルリアンとのケンカを引きずって数日ぐったりだったらしい、マローネさん……。

あかりちゃんとしては、できればすぐにでも仲直りしてほしいみたいだったけど、

大人になると、仲直りして解決するよりも問題にフタをして自衛する方が楽、なのですよね。

グリージョがあかりちゃんに語りかけていた言葉、好きな子への愛情がいっぱいだなぁ、と思います。

なのにあかりちゃんの気持ちは聞けなくて、残念でしたね…。ゲームの魅力に負けたグリージョ…。

そして、落ち込んでいるマローネさんが頼った相手はコルヴォさんだったことに、少し変化を感じたし、

風邪でものすごく体調が悪いのに、マローネさんと話している時は平気なフリをしていたコルヴォさんが、

カッコよすぎて、ついときめいちゃいます……

烏谷兄弟のお話は、反抗期だけど長男のコルヴォさんのこと好きすぎている、

次男のロッソくんに、結果ほっこりして終わりましたね。

一方、散々伏線を張りまくった結果、異動の話はなくなったカモメさん。

たしかに肩透かし感がありますが、マローネさんとセルリアンの関係は元の鞘に収まった…？

いえ、確実に変化がありましたね。マローネさんとセルリアンとコルヴォさんの三角関係。

グリージョが感じていた、マローネさんの気持ちはコルヴォさんに向いてきているのではないか―――

という大きな変化。当事者ではないからこそ説得力があります。

マローネさんが『こんなに眩しい』存在だとようやく気づいていたセルリアンは、

今の自分の『位置』を変えて本当の幸せを掴む気に、なるのでしょうか？

コルヴォさんに、自分の位置と向き合うことを促していたけれど、

セルリアン自身は逃げ続け、傷つき続けるつもりなのでしょうか……。

幼なじみ3人。思い出のタイムカプセルを掘り起こし、10年前の手紙を読んで、

今も 3人でいることができている幸せを、マローネさんが噛み締めていたからこそ、

この後はどのような変化が続いていくのか、とても気になりますしはらはらドキドキします。

切ない三角関係のお話がメインだったように思いますが、もちろん笑いどころも沢山！

またしてもコルヴォさんに紙芝居当番という恐怖が…！！

そして、いつもながら胸に響く言葉も沢山、です。

巻を増すごとに、キャラクター達の人間性がとても愛おしく感じます。

次の5巻も楽しみですね。表紙はあかりちゃんでしょうか？？？

配信されたら絶対に借ります！！！！

[著者]久世岳