天堂家物語 19話 | 5巻ネタバレにご注意ください

2018年4月25日

LaLa(ララ)6月号の天堂家物語19話の感想です

天堂家物語　第十九話　斎藤けん先生　著

ネタバレありの感想です。ご注意ください！

　別窓で記事がでます

・

ネタバレ大丈夫ですか？

単行本派の方、まだ発売されていない 5巻の内容を書いていますので、ご注意ください。

らんはすっかり、ギイチ先生のところに来た働き者の女の子として、地域に馴染んでいますね。

みなさんが三郎くんのお嫁さんだと思うのも、無理はないのかな…？

三郎くんに「気にしなくていいからな」と言われて、素直に「はい気にしません」って答えるらん。

あっさりとしたらんの態度に、三郎くんはちょっぴり残念そうではないですか！？

天堂家を出てから 1ヶ月以上が経っても、どうしていいか分からずにいるらんのこと、

三郎くんはすごく心配してくれていて、それはらんの境遇が、自分と重なるところがあるから

―――というだけではなく、同じ年頃の女の子であるらんに対し、純粋で不器用な好意を感じます。

「花嫁の身代わりをして過ごすうちに　一緒にいると胸が苦しくなったり

触れられると顔があつくなるようになりました

雅人様のことが頭から離れなくて　雅人様のことばかり考えてしまうんです」

悩みがあるなら話を聞く、と言っていた三郎くんだったけど、いざ聞いてみたら嫉妬してしまった…？

「そんな男のことは早く忘れた方がいい」

らんを『ガ―――ン』とさせて、らんをさらに落ち込ませてしまう訳ですが、

お洗濯をしながらムキになっていた三郎くんの可愛さに、ついニヤニヤしちゃいました。

ギイチ先生が気遣ってくれて、らんと三郎くんに言い渡したおつかいの途中、

偶然お祭りの準備を目にすることになったらんは、タキさんのことを思い出したのでしょうね……。

そして、三郎くんがらんをお祭りに誘えなかったこと、なんて切ない…！！三郎くん切ない…！！

あの時と違って今は、何も隠す必要はないらん。

チヨちゃんと寛次くんに絡むひどい男達に向かっていくこと、恐怖も迷いもなかったのは分かります。

らんはすっごく強いし、人助けをせずにはいられない子ですものね。

しかし、らんの強さを知らない三郎くんが必死に自分の身を盾にしようとしていたのに、

まさか「……　邪魔だったから…」という理由でらんに蹴り飛ばされるとは……。

らんさんらんさん、いやはやその方法は如何なものでしょう？

お祭りに誘えなかったし、男達に立ち向かった勇気も無駄になってしまったし、

報われない三郎くんの切なさに泣きました…。

こんぺいとうを眺めながら、雅人のことを想うらん―――

きっと雅人も部屋で1人、らんのことを想っているのでは。

村上さんが調べてきた、今のらんの生活について聞いたら、雅人はホッとするのかな……。

それとも寂しく思ってくれるのかな……。

雅人にとって、らんは大切な存在だからこそ、雅人が自ら手放した女の子。

「…らんさんが必要です　雅人様には思い直していただかねば」

立花さんはそう言うけれど、果たして雅人の気持ちは変わるのでしょうか？

村上さんの言葉もすごく意味深ですし、今後の展開がますます気になりますね。

次号7月号の20話、今から待ち遠しいです！！！！