未完成ピアニスト1巻の感想です 
未完成ピアニスト 1巻 筒井美雪 先生 著
多少のネタバレが含まれますので ご注意ください。
別窓で記事がでます
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白城音楽高校ピアノ科1年の彩坂 二葉は、生まれつき極度の あがり症で、成績は 最下位。
1人だと のびのび弾けるけれど、人前だと 手の震え、呼吸困難、異常発汗、貧血…など起こってしまい、
二葉は 大事な場面で、本来の実力を 発揮できないのです。
誰も残っていない放課後、練習室で1人 ピアノを弾いていた二葉の前に、
突然、1学年先輩の一ノ宮 王輝が現れます。
彼は「ピアノの皇帝」と呼ばれるほど、有名な存在。
そんな王輝が、1人で弾いていた二葉の演奏を 褒めてくれました。
しかし、王輝に聴かれているとなると、二葉の その後の演奏はボロボロに……。
二葉が 重度のあがり症であり、それでもピアノが大好きで ピアニストを目指していることを知った王輝は、
もうすぐ始まる 進級テストのため、二葉の練習に つきあってあげる、と言い出します。
震えながら 断った二葉ですが、王輝は強引に 二葉に構うようになりました。
「この学校で うまいと思ったの 君だけだよ 自信もちなよ」
王輝との 居残り練習を始めた二葉ですが、やはり あがってしまい、ミスを連発。
その度に王輝は 二葉に罵声を浴びせます。しかし それは、二葉の気を逸らすためだったのです。
すると 王輝の前では、いつも通り「楽しい」だけで 弾けるようになってきた二葉でしたが―――！？
筒井美雪先生の「未完成ピアニスト」第1巻、Renta！さんで お借りしました！！
結果が全ての シビアな世界が舞台で、致命的な欠点を抱えている 主人公の二葉が、
音楽一家のエリート御曹司 王輝と出会い、大きく変わっていく物語。
二葉の 葛藤や苦悩、自分への怒りや 悔しさ、それでも頑張り続ける姿勢に 心を打たれます。
そして、そんな二葉を力強く支えてくれている 王輝の優しさに、キュンとしました 
ピアノを題材とした作品としても、恋愛マンガとしても、とっても魅力的で 面白かったです
王輝は すごく厳しいし、強引なところも あるけれど、でも それは、
プロを目指す 二葉と、真面目に 真っ直ぐに向き合ってくれているからこそ、なのでしょうね。
誰よりも 二葉の演奏を認め、誰よりも 二葉の演奏を好きでいてくれる王輝。
二葉のため、一生懸命になっていることが 伝わってくると、本当に キュンキュンします。
Sっ気たっぷり な王輝の指導は、二葉を困らせてばかりだけど すべて計算ずくで、
王輝の そんなところも、すごく カッコいいです！！ 
演奏中の描写が また魅力的で、音楽の知識がなくても すんなりと楽しめましたし、
どのキャラクターも 素敵だから、笑えるシーンも いっぱいあります
意外と二葉は ハッキリ物を言うし、心の中だと さらに王輝に対して辛辣なところがある気が…。
負けん気が強い 園田さんは、ツンデレで ちょっと素直じゃないとこが可愛いです
1巻 最後、そんな園田さんに『もっていかれた』王輝が、
順調に 可哀想な目に遭っていたことには、つい ニヤニヤしちゃいました。
二葉への特別な想いが 二葉には伝わっていない、王輝の不憫さが 大好きです
今後、二葉は どこまで成長していけるのか、二葉と王輝の関係は どうなっていくのか、
とっても 楽しみで、とっても 続きが気になる……！！！！
絶対に 2巻もレンタルします 
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