別冊フレンド6月号の高嶺の蘭さん11話の感想です 
高嶺の蘭さん Episode 11 餡蜜 先生 著
ネタバレありの感想です。ご注意ください！ 
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ネタバレ大丈夫ですか？
単行本派の方、まだ発売されていない 3巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
息が切れている佐伯くん、すごく必死に駅まで走ってきたけれど 蘭さんに追いつけなかったのですね。
急いで飛び出したから ケータイも持っていなかったし、上手くいかず 残念でした……。
だけど、今日がダメでも 明日がある！！
佐伯くんは もう、自分に嘘をつけないのだから、翌日に 蘭さんと話せれば―――
…と思ったのですが まさか、こんな大きな すれ違いが始まってしまうとは。
家族を大切にする佐伯くんの 邪魔はしたくない蘭さん。
優しい蘭さんは、自分が我慢すれば それでいい、みたいに 思ってしまうのでしょうか。
『私は さみしくなるたび その気持ちを抑えてきたわ―――』
「切り替えなくっちゃ……」
テストに向け 勉強に集中していく方向へ切り替えていくのは、悪いことではないけど…… ないけど……。
教室で 佐伯くんに話しかけられても、断る理由を作りたかったから、
蘭さんは 必死に、机に向かっているのですよね。
「いっ今は 超難問を解くのに集中したいので 後程で よろしいですかっ」
そう言われてしまっては、佐伯くんは「邪魔して ごめん…」と答えるしか ありませんものね…。
1日中、佐伯くんを ことごとく拒んでしまった蘭さんは、その度に 胸を痛めていたのだろうなぁ。
でも きっと、佐伯くんの方が 辛かったのですよね……。
放課後、息を切らして「…高嶺 ちょっと 時間ある？」と 呼び止めた佐伯くんの必死さに、
すごくキュンキュンしたけど、でも同時に すごく切なくなっちゃいました。
気持ちを伝えたいのに 伝えられない、佐伯くんの もどかしさを思うと、切ないです。
一緒に帰ることすら 蘭さんに断られて、予定がない日を知りたくても 教えてもらえなくて、
佐伯くん… 悲しかったでしょうね…。
『本当は 私も一緒に帰りたい もっと お話したい』
『でも だめだめ！！ 切り替えるって 決めたんだから』
真面目な蘭さんらしい 頑張り方だと思うし、勉強も いろんな習い事も、
実際 本当に励んでいて、佐伯くんに 嘘をついている訳ではない。
……なのに テストの結果が振るわなかったこと、ショックを受けている 蘭さんは、
佐伯くんを拒んできた 心苦しさがあるから、尚更 自信を持てなくなってしまったのだと思います。
今回のテストは とても難しくて、十分な点数を 取れているにも関わらず…。
加藤くんと 山田くんから見て、蘭さんは 前より近づきにくい存在になってしまっているし、
佐伯くんは惨敗のショックで すっかり落ち込んでしまっているし……。
「…オレ 仲よくなったつもりでいたけど 高嶺が よくわかんねぇ ……… どしたらいんだろ…」
もう蘭さんが「好き」ってことを 否定したりしない佐伯くん。
友人の応援は有り難いですが、「押してダメなら引いてみろ作戦」は、正直 いい作戦ではない…！ 
「晃が急に来なくなれば 高嶺ちゃんも気になって 動きあるんじゃね？」
その通りに実行する佐伯くんが、蘭さんの目には『みんなの佐伯くん…』として映って、
涙がにじんでしまっている 蘭さんの表情に、とても切なくなります。
このままでは 気まずくなるだけ。智ちゃんの 言う通りですよね……。
借りていたパーカーを、佐伯くんに 返しに行こうとしたことは、蘭さんの 勇気ある大きな一歩！！ 
だけど、配達中の佐伯くんと バッタリ会ったことは、タイミングが 悪かったのかな。
たしかに 蘭さんに用がある佐伯くんだけど、駅前の 人が沢山いる場所だと、
言いたいことを 言えないし、お花の配達のお仕事が すごく大変そうだし…。
これまで、予定があるから 忙しい、と言ってきた蘭さん。そんな蘭さんに お手伝いは頼めない佐伯くん。
「わり 急ぐわ」
「――――――うん…」
ああ、すれ違いが もどかしい……！！！！
断られることの 胸の痛みを知り、佐伯くんへの申し訳なさで いっぱいになっていた蘭さんは、
体調不良で 倒れてしまいましたし、もう 心配で心配で仕方ありません。
一体 この続きはどうなっていくのか、次回が待ち遠しすぎます！！
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