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別冊フレンド10月号の王子様には毒がある。33話の感想です キラキラ

王子様には毒がある。 第三十三話 柚月純 先生 著

ネタバレありの感想ですので、ご注意ください! お願い

 

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単行本派の方、まだ発売されていない 9巻の内容を書いていますので、ご注意ください。

 

 

 

 

颯太が好き、本当の颯太のことを 教えてほしい―――

溢れ出した りずの気持ちは、ちゃんと颯太に届いたはず…なのに… どうして!? 悲しス。

読んでいて、思わず 本当に叫びそうになってしまいました。焦汗

しかし、ずっと「達海のかわり」をしてきた颯太の気持ちを よく考えると、

りずの想いが届いてくれば くるほど、颯太は 苦しくなっちゃうのかもしれませんね……。

「本当のオレって… 何? ずっと 達海のかわりでいたから もう 思い出せねぇよ」

「今のオレは からっぽだ オレは りずを幸せにはできない ごめん」

颯太の口から そんな弱気な発言が出てくるとは、正直 予想外でした…。

でも、それは やっぱり、りずのことが 誰よりも大好きだから、なのですよね。

そのことが ちゃんと、りずに 伝わってないのだろうな……と思うと、切なくて たまりません。涙

『…どういうこと…? ううん 簡単なことだよ あたし颯太に 完ペキに拒絶されたんだ』

涙を抑えきれず、薄着のまま去って行く りずを、颯太は 追いかけることができたけれど、

達海が先に りずを見つけたのなら、そこに割り込むことが 颯太にはできない。

颯太にとって、達海という存在は ものすごく、高く大きな 壁、なのだろうな… なんて気がします。

 

そんな颯太を心配して 話を聞いてくれる吾妻先生は、とっても頼もしくて 優しい人。感動

まるで、お父さん みたいですね……?

颯太のお父さん…、本当に 颯太への関心がないのでしょうか。ビクビク

少なくとも、「オレは ずっと ひとりだったんだから」なんて 颯太に思わせてしまっているとなると、

父と子の絆は かなり希薄な状態であることは、間違いなさそう…。kyu

颯太が 自分のことを「からっぽ」だなんて思ってしまうのは、

お父さんの責任が かなり大きいのでは!? と感じてしまいました。汗

しかし、大事なのは 過去のことよりも、これからのこと、ですものね。

りずの気持ちを受け取れなかった 颯太だけど、このままでいる気はない、と分かって 安心しました!! うれし泣き

「…オレは 達海の代わりになることで りずのそばにいることで…

自分の居場所を見つけられたと思ってた

でも もし達海が帰ってきたら りずは 達海のもとへ行ってしまうかもしれない

ずっと怖くて たまらなかった」

「りずは… りずは何度 オレが突き放しても

めげずに まっすぐ向かってきてくれた 気持ちを ぶつけてくれた

そんな りずを オレはまた 傷つけちまった

達海の面影を なぞって生きてきただけのオレじゃ りずを幸せにはできない

変わらなきゃ 今のままのオレじゃ ダメなんだ」

自分の弱さに気づき、変わろうとしている颯太を 褒めてくれる吾妻先生。やっぱり お父さんみたいです。感動

 

 

フラれていたけど あがいてみたけど、颯太を もっと追い詰めてしまった―――

「あたしサイテーだ…っっ」なんて思ってしまい、涙が止まらない りずを、

抱き締めて 落ち着かせてくれた達海も、すごく優しいと思いますし 本当の家族のような温かさ。涙

……だけど、達海の中にあるのは「弟」としての気持ちでは ありませんからね。

達海も また、今のままでいる気は ないのですよね。驚き

「ねぇ ねーちゃん デートしようよ」「ほらオレ 小さい頃に日本 離れちゃったからさ

行きたいところ たくさん あるんだよね」「ねーちゃんも気晴らしにさ ね?」

遊園地に行きたい! なんて可愛いことを言って、りずを付き合わせた 達海だけど、

本当は『達海が行きたいところ』というより、『りずを笑顔にできるところ』で思いついたのが、

きっと、遊園地 だったのだと思います。

絶叫マシンへと 少し強引に誘ったのも、りずが元気になると考えたから ですよね?

そして 実際、達海のおかげで りずは元気に、笑顔になっていたので、さすがだなぁ と思いました。うっとり

 

『…達海 あたしを元気づけようとしてくれてるんだよね 達海のキモチ すごく嬉しいよ』

達海の 行動や言葉から、りずを大事に想う気持ちが ストレートに伝わってくるし、

さらには、達海が描く りずの絵にも、りずへの恋心が たくさん込められていますね。

しかし、りずは そのことに気づいていなくて、りずにとって 達海は「弟」だということ、

達海の気持ちを考えると、切ないです…。悲しス。

でも、そんな切なさには 負けないところが、達海の カッコよさ、だと思いました。感動

「ねーちゃん あのね ねーちゃんは憶えてないと思うけど

オレ小さい頃に ねーちゃんにプロポーズしたんだよ」

「オレは りずが好きだ りずのそばに いさせてほしい これから先も ずっと

どんなときも りずの隣で一緒に泣いたり笑ったりするのは オレであってほしいんだ

オレの恋人になってください」

弟としてではなく 男としての、達海の 真剣な、真っ直ぐな告白―――

りずは 何と答えるのでしょうか!? 次回が気になり過ぎます!! 目

 

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