高嶺の蘭さん 22話 | 6巻 ネタバレにご注意ください

別冊フレンド6月号の高嶺の蘭さん22話の感想です 

高嶺の蘭さん　Episode 22　餡蜜 先生　著

ネタバレありの感想ですので、ご注意ください！ 

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ネタバレ大丈夫ですか？

単行本派の方、まだ発売されていない 6巻の内容を書いていますので、ご注意ください。

階段から落ちて 痛がっている…と思ったら、目に涙を浮かべて 大笑い…。って 七美ちゃん…、

大きなショックを受けたことで、ちょっとだけ 情緒が不安定になってしまっていたのでしょうね……。

でも、新喜劇みたい って思うところは、大阪に住んでた子らしい 発想なんだろうなぁ。

「…じゃあ　 主人公の前に現われた悪者は 最後　笑いをとりながら 追い払われて めでたし めでたし

ってオチも 知らないんだ」「お邪魔虫は ふられちゃいました――　 ちゃん ちゃん」

七美ちゃんが 自分の失恋話を、そんな風に話すのは 切ないです…。

しかし、蘭さんが 思わず、安心した顔になってしまうのは 仕方ないことだと思いました。

「も―― わかってたくせに――

だって 蘭ちゃん　美人で 才女で なんでもできて　 最強の女の子だもんね

このチビ 勝ち目ないのに バカだな――って　そう思ってたんでしょ？」

「おっ　思ってないよ　 私より 七美ちゃんのほうが 晃くんにお似合いじゃないかって…」

「はあ～～～？？？　 なんでそんな自信ないねん　 このトあほ！！！

めちゃくちゃ愛されてるくせに　どの口が言うてんねん！！　ホンマ むかつく！！」

雪の乱れ打ち攻撃！ は少し乱暴だけど、しかし 七美ちゃんが、そして 蘭さんも、

思っていたことを、素直な気持ちを、口に出せて よかったですよね。

それにしても 蘭さん……！！ つ……強い！！ さすが！！

「じっ　 自信なんて…　 あるわけないじゃないですかぁっ！！！」

「だって…　 七美ちゃん 晃くんと 中学から仲よくて

楽しそうに おしゃべりするし　 カラオケもスキーも 一緒に盛り上がって……

七海ちゃんは 明るくて元気で やさしくて　そんなところが 晃くんとお似合いで

うらやましくて　 ずっと もやもやしてたの！」

蘭さんの話を聞いて、「ぬるいわ！！」と言い切る 七美ちゃんは、ぶっちゃけトークが 止まりませんね。

好きな人に彼女がいても 期待しちゃう気持ち、分かります…！ 

「……でも　“オレは 蘭が好きだから ごめん”って

あんな まっすぐな目で言われちゃったら もう　悪あがき できないし…」

「―――っっ　なんで うち 恋敵にこんな話してんの！？」

いちばん話したくない蘭さんにしか 本音を話せない、七美ちゃん。その涙は やっぱり切ないけど、

それでも、七美ちゃんの本音を聞いたのが 蘭さんだったこと、むしろ有り難かったのではないでしょうか。

だって 蘭さんは、八つ当たりしている七美ちゃんをハグしてあげられる 優しさを持っているし、

佐伯くんを想う気持ちは 誰にも負けない、って宣言できる 強さがあるのですから。

「晃くんを とられちゃうんじゃないかと　すごく不安でした…

でも 晃くんを想う気持ちは　七海ちゃんより ずっとずっと 強いです」

蘭さんの言葉は、七美ちゃんに しっかり届きましたね。大丈夫ではないけれど―――

「でもなんかっ　言いたいこと言って泣いたら スッキリした」「お邪魔虫は 退散します」

振り向いて 蘭さんに見せた、七美ちゃんの笑顔。少しだけ 心が晴れたことが、伝わってきました。

どうせ もう佐伯くんに、ぜんぶ 見られて、聞かれてしまっていたのですから、

次は 蘭さん、佐伯くんの前で 素直な気持ちを打ち明ける時。

「私が　 仲いい2人を見て　焦ってしまったの…

楽しそうで　 でも私には うまくできなくて　 七海ちゃんに や…　 やきもちを…」

蘭さんが ヤキモチを妬いたことは、佐伯くんにとっては 嬉しいことでしかなかったのでしょうね。

だから、つい笑ってしまったのでしょうね。

「やっ　やきますよ　 だから ずっと　 どうしていいか わからなくて 悩んでたんです

なっ　七海ちゃんと 仲よくしてほしくない　…なんて　 そんな わがまま 言えないし

そんなこと考える自分が　すごく嫌な人間に思えてしまって　 本当に苦しかったのに

笑わないでくださいっ…」

「ごめん 悪かった」「初めてだな　蘭がオレに怒ったの」

蘭さんが 怒ったことを、「うれしい」と感じてくれる 佐伯くん、素敵です

佐伯くんの カッコよさに、読んでいて キュンキュンでした  

「だってオレに 心開いてくれてるってことでしょ？

もっと見たい　いろんな蘭　 わがままも もっと言ってよ」

「…そんなの　 いつか嫌になっちゃうよ」

「まえに言ったじゃん　 受け入れ態勢 万全だって　 蘭の気持ちは しっかり受け止めるから

オレが やきもちやいたり ださいとこあっても　 蘭も笑って 受け入れてくれる？」

「もちろんですっ」

ますます「好き」が深まっていく 蘭さんと佐伯くん ますます ラブラブ～

そんな2人は 次回の『恋人たちのビッグイベント』を、どのように過ごすのでしょうか？

7月号の23話が とっても楽しみです！！！！