シスターとヴァンパイア 7巻感想☆

2019年7月12日

シスターとヴァンパイア7巻の感想です

シスターとヴァンパイア　7巻　暁先生　著

多少のネタバレが含まれますのでご注意ください。

　別窓で記事がでます

・

リヒターの「棺創り」が終わる時を待っている、エルナとローレンス。

突如、地鳴りが起きました。さらに、魔力まで流れてきて―――

土地の魔力を吸い上げるとは聞いていたローレンスですが、こんなのありえるのか…と驚きます。

「魔力は「水」みたいなものなんですよ　湧きやすい土地があって偶々流れている分を頂くんです

それをこんな量意のままに吸い上げ望む場所に流すなんて…　考えられない

少なくとも亡霊(元・人間)には」

「エルナさん …吸血鬼は　リヒターは　何ですか？」

ローレンスが問いかけた次の瞬間、屋敷の扉が開きエルナ達は引きずり込まれてしまいました。

一面の闇の中でエルナは、リヒターによく似た男を見ます。

とても冷たい目をした、孤独な吸血鬼の姿を―――

暁先生の「シスターとヴァンパイア」第7巻！！ Renta！さんでお借りしてます

吸血鬼とは何なのか、リヒターとは何なのか、徐々に明かされ物語の根幹に迫る展開…！？

リヒターの正体、闇から生まれた『吸血鬼の始祖のひとり』という存在は、

主に悪い意味であまりにも特別な存在すぎて、人間からも末裔の吸血からも、そして自分自身でも、

恐怖の対象となってしまうのだろうなぁ……なんて気がしました。

それでも、リヒターさんはリヒターさんだと、心からそう信じて、

ずっと彼の傍にいようとしてくれるエルナの存在が、

今後も間違いなく、リヒターの救いになってくれるでしょうね。

新しい吸血鬼の登場、ダンピールさんの再登場、そしてユリウスが動き出し、

最初から最後までハラハラドキドキの連続でした…！！

エルナに異常なほど執着しているユリウスにまで、リヒターは『始祖』だと知られたことは脅威ですね。

リヒターさんの傍にいたいと、リヒターさんを私だけのものにしたいと、

そんな一途で健気なエルナの願いに、どうか希望の光が差し込んでほしいなぁ…、と思いました。

またリヒターも、エルナを手放す気はないことが伝わってくるので、キュンとしちゃいます

しかし、シスターのエルナと吸血鬼の始祖のリヒターが、これからもずっと一緒にいるためには、

きっとものすごく大きな困難が、今後待ち受けているのでしょうね……。

次の8巻はどのような展開になるのか、とても気になります！！！！

悪魔が登場する読み切り作品、『悪魔的誘惑インモラリティ』も面白かったですし、

Renta！さんでお借りしたので『電子限定おまけ』も収録されていて大満足！！

意外と、想像力が豊か(？)なダンピールさん、ありがとうございます

[著]暁