ベツコミ9月号のクイーンズ・クオリティ49話の感想です 
クイーンズ・クオリティ 第49話 最富 キョウスケ 先生 著
ネタバレありの感想です。ご注意ください！ 
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ネタバレ大丈夫ですか？
単行本派の方、まだ発売されていない 11巻の内容を書いていますので、ご注意ください。
心間の奥から還ってきた 文と玖太郎は、互いの無事を 喜び合い、
駆けつけてくれていた タカヤ、先代、鉱一、睦さんに、心配させてしまったことを 謝りました。
そして、蛇が 現れたこと、心間の奥で 蛇に取り引きを持ちかけたことを、説明します―――
玖太郎は 命乞いをしてきた蛇に、「取り引きをしないか」と提案しました。
「こっちの出す条件を飲めば おまえが会いたがってる 別の蛇 「青龍の蛇」に 会わせてやる」
すると、蛇は……
「青龍… …の… …そうだ その蛇の存在を 玖太郎が知って
それを感じた 俺が目覚めた そいつだ …思い出すためには
そいつを 喰わないと 喰われる前に…」「玖太郎 一応 きいてやる 条件てのは？」
ところが、玖太郎が出した 条件を、蛇は 拒絶するのです。
「うるせェんだよ 「おとなしくしてろ」？ 「許さない」？ 「命令する」？
この俺様を ペットにでもするつもりか
調子に乗るな 俺は 千年在り続けし 蛇のひとり 人間より遥か高次元の存在だぞ」
胸ぐらを掴まれる 玖太郎。それでも 怯むことなく、言葉で 蛇を追い詰めます。
蛇が逆上し、玖太郎に 襲いかかろうとしても、蛇を殺すことができる文が すぐに阻止。
文は「やはりおまえは 玖太郎さまに害をなす」と言って、蛇を 殺そうとしました。しかし―――
「殺せるもんなら 殺してみろよ 呪いの娘
だが後悔するんじゃねえぞ 俺を殺せば おまえの大事な玖太郎さまも 一緒に死ぬかも知れねえぜ」
剣で 蛇に傷を負わせると、玖太郎にも 同じ傷が……！！
「…はは どうやらアタリみてえだな 玖太郎
いくら服従を拒んでも おまえは生まれた時から 俺の依代
とっくに俺と繋がってんだ 俺が傷つけば おまえも傷む」
蛇の言う通り、蛇を殺したら 玖太郎も死ぬ可能性が高い…。
それでも 玖太郎は、文に謝り「その蛇を殺せ」と頼むのです。
凶悪な存在を 漫然と世に放つわけにはいかない、取り引きできないなら 殺すしかない、と、
毅然とした態度で、喚く蛇に 玖太郎は告げました。
「…はは ハッタリだろ そんなの …そんな命を粗末に…」
「ハッタリだと思うか？ 俺の父と母は
死ぬつもりなんか 全然なかった場所で 俺と文のために 蛇と戦って あっさり死んだよ
でもそれは 命を粗末にしたんじゃない
全身全霊をかけて ふざけた運命を変えたんだ 血まみれになって 地獄に飛び込んで 希望をむしり取って
俺たちをまもって 笑って死んだ
俺はそういう二人の息子だぞ ハッタリだと思うか」
玖太郎の迫力に押された 蛇は、「待て わかった」と 降参し、取り引きに 応じたのです。
「…そうか 話がわかる蛇でよかった これから よろしくな」
命をかけた 蛇との駆け引きに、見事 勝った玖太郎も凄すぎますが、
愛する人の命を 自分の手で握ることになった状況で、耐えきった文も 本当に凄いと思いました。
唇を噛みしめていたから 文の口から血が流れていたのでしょうね……。
文が、どれほど 怖かったか、玖太郎の足を引っ張らないよう 必死だったか、よく分かりました。
そして、心間の奥での出来事を 玖太郎から聞き、震えながら泣きながら 怒るタカヤの愛情と、
文の辛さを察し 思いやってくれた先代の温かさに、思わず こちらまで泣きそうになってしまいます。
さて、蛇との約束を果たすため 藍丸に協力することになり、早くも 青龍本部への突入が始まりましたが、
突入直前とは思えない 和やかな雰囲気だったので、ちょっと 心配です。緊張感 なさすぎでは。
とはいえ 作戦が始まれば、文も玖太郎も 碧唯がいる部屋を目指し、全力で最上階の役員室へ向かうはず。
作戦は 成功するのでしょうか？ 蛇同士の邂逅は 何をもたらすのでしょうか！？
それから、「あと明日 お詫びになんでも 言うこときくから」と言った玖太郎に、
文は一体 どんなことを言ったのか、ものすごく 気になりますー！！ 
次号は お休みのようなので、50話の掲載は 11月号になるのですね。待ち遠しいです！！！！
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