コールドゲーム 11話 | 4巻ネタバレにご注意ください

2019年9月13日

ベツコミ10月号のコールドゲーム 11話の感想です

コールドゲーム　第11話　和泉かねよし先生　著

ネタバレありの感想です。ご注意ください！

　別窓で記事がでます

・

ネタバレ大丈夫ですか？

単行本派の方、まだ発売されていない 4巻の内容を書いていますので、ご注意ください。

街で声をかけてきたあの男は、怪しい――― と気づいていたアルナ、アーサー、エドの 3人は、

男の狙いが王のアーサーなのか、それとも、アルナがらみで女騎士スミレなのか、

確かめるため行動に移していたのです。

そして男の狙いは、女騎士スミレだと判明しました。

必ず、アーサーとエドが助けに来てくれるはず。アルナは敵から逃げて、身を隠します。

しかし、路地裏で迷ってしまったアルナは、教会か何かの廃墟に追い詰められ絶体絶命…！！

敵は、兵としての訓練を受けたことがあるのだろう例の男と、男が雇ったのだろうゴロツキつきが数人。

でも、このような状況でアーサーはどう切り抜けていたか、思い出したアルナは冷静です。

声を出しても反響で方向が特定できないことを利用し、まずゴロツキ達の戦意を下げようします。

「魔女め！！　それが　おまえの手口だ！！

リズィー様に罪を着せなんの落ち度もないグレイ家の領地から追い出した！！

おまえの主を正妃にせんとする薄汚い陰謀のために！！」

「俺は間違ってない！！　リズィー様の手紙に添えて教えていてくれた人がいるんだ！

おまえが友人ヅラして近づいているが何か企んでいる心配していると」

今回の黒幕はアンで、男は “トカゲのシッポ”だと、悟ったアルナ。

ですが、アンがそう簡単に証拠を残すはずありません……。

男の手ですでに…、カミラが殺されていることを知ったアルナは―――

『そこは闇』

『何も見えない濃い闇とはいえ　私が先に廃墟に入りぼんやりとでも目が慣れていたという幸運』

『多数対一は同士討ちの可能性もあり　戦意の低い者はかすり傷でも離脱する』

『くりかえす訓練で自動的に動く手足と

意志　純粋な意志　こいつを斃せ』

アルナは男を倒しました。しかし、月明かりが差し込んだことで視界が戻り、嗅覚が戻り、

人を傷つけたことへの本能的な罪悪感を覚え、一瞬目を背けてしまいます。

すると、その一瞬の隙を見逃さなかった男がアルナに斬りかかってきたのです……！！

危うく殺されるところだったアルナを、何とか間に合ったアーサーが助けてくれました。

さらに、アンと繋がっていた男を生け捕りにできなかったこと、カミラが殺されてしまったこと、

自分のせいだと責任を感じるアルナに、「おまえは俺の命じたとおりに動いた！」と言ってくれます。

「俺が命じた！　だからおまえが今感じている怯えも罪悪感も俺のものだ！！　考えるな」

そしてアーサーは、アルナをしっかりと抱きしめてくれるのです。

『彼は光　 15年微睡んでいた私の生に差し込み　剣と真心を捧げることとなる私の王　私の運命』

アルナに、必ず助けると宣言して、危ないところで本当に助けに来てくれたアーサー、

カッコよすぎてびっくりしちゃいました…！！！！

また、無茶苦茶で強引で、だけど優しさに溢れているところも、素敵ですね。

アーサーという大いなる光に抱かれた、アルナの運命はどうなっていくのか、

これからの展開がとても気になります！！次回、1月号の第12話が待ち遠しくて仕方ありません！！